子犬のしつけはトイレだけじゃない!
子犬を飼い始めたらまずはトイレのしつけ!と思っている方も多いハズ。しかし実際は「社会化」や「遊び方」、噛み癖がつかないようにするなど教えることがたくさん。では、どんな順番で教えていけばいいのでしょうか?
子犬のしつけはトイレ&社会化から
子犬がお家に来たらまずするべきことは、ケージ内にトイレを設置することと社会化です。
トイレを覚えやすさでは、ケージの中で過ごす時間が長いほうがいいのですが、閉じ込めっぱなしだとせっかくの学びのチャンスを失ってしまうことになってしまいます。
犬の社会化期はしつけのゴールデンタイム
社会化期とは、生後3週齢〜12週齢までを言い、この時期は新しい物事をスポンジのように吸収していくためしつけにおいても、性格の形成にも影響するためとても大切な時期になります。
トイレを覚えるまでフリーにする必要はありませんが、首輪とリードを着けてお家の中を探険してみたり、遠目からドライヤーや掃除機などの音や動きに慣れさせておくようにしましょう。
お散歩はワクチンの抗体がしっかり定着するように3回打ってから、というのが一般的ですができれば抱っこやスリングを使って散歩をしていただきたいです。
ワクチンが終わってからですと、社会化期が過ぎてしまい今度は恐怖心が芽生えはじめてきてしまうため慣れさせるのに時間がかかります。
そのため、社会化期の間に外の刺激に慣れさせてあげることで、お散歩がはじまってからも怖がることが少なく楽しくお散歩をしてくれるようになります。
子犬のトイレはタイミングが大切!
子犬は成犬に比べて、体が成長中のため排泄のコントロールがまだ上手にできませんし、長い時間の我慢もできません。
一般的に、起床後、食後、運動後、興奮した時に排泄しやすくなるので、そのタイミングではケージの中で排泄をさせるようにしてあげると成功体験をたくさん積むことができるため、トイレの学習も早くなります。
ケージの中のトイレは、最初ケージの全面にトイレシートを敷いてあげるのがおすすめです。これはトイレに移動している途中で排泄してしまうことによる失敗を防止するのと同時に、成功率を上げるためです。
イタズラが気になる場合は苦味スプレーを全面にしたり、メッシュトレーを敷いてシートがボロボロにならないようにしましょう。
ベッドの代わりにタオルやブランケット
ケージの中に寝床としてふかふかのベッドを入れてあげたいところですが、おトイレを覚えていないうちは粗相も多くベッドを何度も洗うことになってしまいます。トイレをある程度覚えるまでは、洗濯しやすいバスタオルやブランケットを何枚か重ねてベットにしてあげるといいですね。
新品のものよりは使い古したもののほうが、家族の匂いが感じられるので早くお家にも慣れてくれます!
トイレは叱らずに褒めて伸ばす!
トイレのしつけは叱ってしつけることがとても難しいです。
なぜなら、例えば粗相をしている時に叱ってしまうと、排泄をすること自体が悪いことと認識してしまい、排泄するたびに怖がるようになってしまったり、限界まで我慢するようになってしまったり、隠れてするようになり褒めることができなくなってしまいます。
また、お留守番の後など事後に粗相を見つけて叱ることもよくありません。ワンちゃんは飼い主さんが怒っていることは理解できますが、なぜ叱られているかまではわかりません。
場合によっては、叱られていることを構ってもらっていると勘違いしてしまうこともあるため、「叱る」という行動はさまざまなリスクが伴います。
排泄は自然現象で、特に子犬の場合は自分でも上手にコントロールができません。
失敗させない工夫と、成功したときには大げさなくらいに褒めてあげること、失敗してしまったときは叱ったりため息をついたりせずに、ササッと片付けてあげるようにしましょう。
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