犬のしつけ教室・ドッグトレーナーの選び方

犬のしつけは必要だと、知ってはいるけれど実際に飼ってみるとしつけを初めるタイミングがわからなかったり、何から初めたらいいのか、どうやって教えたらいいのかわからない、という方がほとんどだと思います。

子犬さんでまず直面するのが、トイレトレーニング・甘噛み・食糞・夜鳴き・要求鳴き(要求吠え)でしょう。
問題に直面してから専門家を探すのって大変ですよね。

ただし選び方のポイントを知っておくと、現在の状態にあったトレーナーと繋がることができるので問題解決もその分早くなり、ワンちゃんにとっても飼い主様にとっても負担が少なくすみますよ!

犬の保育園・幼稚園のしつけ教室

犬の保育園・幼稚園もとても増えてきました。
保育園・幼稚園は半日お預かりで、他のワンちゃんとのコミュニケーションを学んだり、トレーナーさんとトレーニング、お散歩やお昼寝などをして過ごします。

ワンちゃんが人や他のワンちゃんとの関わり方を学ぶことができます。

犬の保育園・幼稚園のメリット

子犬期の社会化や日中お留守番の時間が長いワンちゃん、他のワンちゃんとのコミュニケーションを学ばせたい、しつけの基礎をある程度教えてほしい、といった方におすすめです。

施設さんによっては送迎もしてくれるので、朝忙しい方や中距離の方も利用できるのが嬉しいですね。

車送迎だと、意図せず車に乗る練習ができるのもメリットだと思います!

犬の保育園・幼稚園のデメリット

愛犬のお悩みが飼い主様との関係(甘噛みや噛みつき、要求吠えなど)や、お家の中での問題行動(チャイムに吠える、イタズラをする、トイレを失敗するなど)の場合、お預け型だと期待する効果が得られないことが多いです。

なぜかというと、新しい環境・知らない人たちですので、緊張したり不安感があったりするため普段のワガママ行動がでないことがあります。

またトレーナーとは、まっさらな状態で関係性を築いていくため、施設ではいい子だけどお家に返ってくると変わらないということもあります。

確認のポイント

お預け型のしつけ教室でも、コースやオプションで、飼い主様も一緒にレッスンを受けられることもあります。
こうした施設を選ぶと、直接トレーニングの様子も見られますし、デメリットもある程度カバーしてくれるでしょう。

出張・訪問型トレーニング

ドッグトレーナーが飼い主様のご自宅へお伺いして、マンツーマンでのトレーニングをします。

個別のトレーニングとなるので、時間は1時間程度と保育園よりも短いですが、自由度が高くワンちゃんや飼い主様に合ったスケジュールやトレーニングをすることができます。

犬だけでなく、飼い主様も一緒に学ぶことができます。

出張・訪問型トレーニングのメリット

トレーナーが直接現在の状態を確認することができるため、最適なプログラムを作成することが可能です。

お散歩での引っ張りや、電車に乗れるようになりたい!など細かい要望も聞いてもらいやすいです。
また愛犬とのスキンシップの仕方や褒め方、叱り方、ワンちゃんに合ったトレーニング方法を丁寧に教えてもらうことができるため、ご家族全員でワンちゃんに向き合うことができ、トレーナーがいない日でも継続することができ、問題改善もその分早くなります。

特に、ワクチンが終了していない場合でもトレーニングを初められるのが嬉しいポイント。
※ワクチン接種の回数などはトレーナーによって異なるため、事前に確認しましょう。

出張・訪問型トレーニングのデメリット

自宅に他人が来るので、抵抗感がある場合もあるでしょう。
トレーナーが男性か女性か、トレーニングの考え方や価値観など、相性がとても大切。

トレーニングに必要な道具の購入が必要な場合があります。

また休日に時間を取らないといけないため、飼い主様のスケジュールとトレーナーのスケジュール調整が難しいことも。

確認のポイント

HPやInstagramなどで事前によく調べましょう。トレーナーの写真が乗っていると安心ですね。

またカウンセリングのときは、飼い主様もトレーナーとの相性を見ること。
一方的な話しをされないか、自分たちの要望を汲んでくれるか、追加購入などが必要なものがあるか、なぜ必要なのかの説明がされるかなど、気になる点はしっかり質問するようにしましょう。

動物病院のパピーパーティー

パピーパーティーとは生後5、6ヶ月までの子犬を対象とした社会化のためのしつけ教室。

かかりつけの動物病院で開催されている場合は、相談もしやすいですし、「病院=怖い」という印象になりにくいのでおすすめです。

訓練所・行動診療科 中長期預け型

数週間から年単位の中長期でのトレーニングが可能。
攻撃性の高い問題行動の場合や、ご家族様の育犬ノイローゼなど、通常のトレーニングが難しい場合は一度、ワンちゃんと飼い主様とを分け、それぞれの状態回復を目指すことが可能です。

中長期のお預けになるため、犬にも心的ストレスがかかりやすくなります。
事前に、施設の環境やトレーニング方針、薬物の使用についてなどしっかり確認することが大切です。

Dog Life Coordinateドッグライフコーディネートでは

Dog Life Coordinateドッグライフコーディネートでは、「出張・訪問型のトレーニング」を行っています。

多くの問題行動は、飼い主様とワンちゃんのコミュニケーションエラーによって起こっていることが多いので、ワンちゃんの気持ちを飼い主様に伝え、飼い主様の気持ちをワンちゃんに伝える橋渡しをしていきます。

生活環境を整え、コミュニケーションの取り方から丁寧に指導することで、基礎が出来上がります。

基礎が出来上がると、問題解決もぐっとしやすくなります。
問題にばかり目がいってしまって、基礎をおろそかにすると「形だけ」「その時だけ」といった結果になってしまいます。

目指すのは、飼い主様とワンちゃんの親子関係!


甘やかすときもあれば、厳しく叱るときもある。でも信頼しているから、大好きだから本気の気持ちにはしっかり応える。そんな関係を目指しましょう。

ワンちゃんと生活していくのはトレーナーではなく、飼い主様ですので継続していけるルール作りとトレーニング方法をお伝えいたします。