犬のしつけが上手くいかない理由

しつけが上手くいかない理由は、しつけを「点」で考えてしまっているからです。
何よりも大切なことは、愛犬との関係性です。
考え方としては、「点」ではなく「線」で考えること!

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お座りができたらOK、待てができたらOK……。ではなく、まずはきちんとコミュニケーションを取ることです。

犬のしつけの考え方を変えてみる

どうしてもできないことばかりに目がいってしまいがいちですが、今愛犬ができることにまずは目を向けてみましょう。

お手ができなくてもいい

お手ができないからダメ!なんてことはありません。
それよりも、手足やお腹、口周りなど身体のどこを触っても嫌がらないでいられることの方が大切です。

名前を呼んで褒める

子犬のうちは、名前を呼んで振り返るだけでOKです。
名前に反応してくれたら、「すごい!」「偉いね!」など言葉で褒め、おやつなどもあげましょう。
繰り返すことで、ワンちゃんも「名前の後には良いことがある」と学習してくれます。

お座りや伏せなどのしつけに役立つことを覚えていても、聞く耳を持っていなければそれはできていないのと同じこと。

聞く耳を持ってもらうためには、注意をこちらに向けてもらう必要があるため、何よりも呼びかけに「なに?」と聞く姿勢を整えてもらう練習をしましょう。

犬がおもちゃを壊しても叱らない

犬がおもちゃを噛んだり、振り回したりするのはごく普通のことです。


なぜかというと、犬は獲物を狩るという本能が残っていますが、人と暮らす犬にとって狩りをすることはありません。
しかし、本能として残っているため、動くものを追いかけたい、捕まえたいといった気持ちがあるのでそれを解消するためにおもちゃがあるのです。

上手におもちゃを使って欲求をみたいしてあげることで、家具の破壊や穴掘り行動、自転車やバイクを追うといった問題行動も抑えることができます。

注意点としては、破損したおもちゃは誤飲などの危険があるため壊れた場合はすぐに回収して、新しいものを与えるようにしてください。

お散歩は外に出ることが大切

散歩中に引っ張ってしまったり、立ち止まってしまって上手にお散歩ができない子もいると思います。
そのときに、「うちの子は散歩が嫌いなんだわ」と諦めずに、歩かなくても外に連れ出してみてください!

犬にとって散歩はたんなる運動ではなく、匂いを嗅いだり、日光を浴びたり、空気や温度を感じる大切な時間です。外に出て、行き交う人達を見るのも学習になります。

特に、子犬の時期はワクチンが終わるまで外に出さないのではなく、スリングバッグなどに入れて抱っこ散歩をするだけでも成長に大きな差がでます。

楽しく愛犬と過ごす

しつけをしないとと焦ってしまうと、イライラしたり怒ってばかりになってしまいます。
すると、そんな人の雰囲気を犬も感じ取って悪循環が生まれてしまいます。

人も犬も楽しくないと続けられませんので、どうしたら楽しくできるかな?とゲームのように工夫して取り組むようにしましょう。